【ブログ】 ソーシャルレンディングの匿名性撤廃で起こる変化

6月15日に閣議決定された内閣府の「規制改革実施計画」において、ソーシャルレンディング(貸付型クラウドファンディング)に関する規制改革が取り上げられていました。

どういう内容かというと、これまでソーシャルレンディングを行うにあたり貸付先の匿名化・複数化を必須としてきたものを、貸付先を開示できるようにするというものです。さらに、この規制の変更について、平成30年度中に検討し、結論を出し実施するところまで明記されています。

弊社が第二種金融商品取引業者の相談に乗りサポートするにあたって、この問題については貸付先を開示できるようにした方がいいと常々思っていました。なぜなら、投資家にとってみれば自分のお金がどこに貸し付けられるか、知りたいまたは選びたいだろうし、さらには貸付先が明らかになっていないと十分にリスク判断ができないと思っていたからです。

おそらくこのような規制改革の動きになったのは、この匿名性を悪用した業者が昨年出てきたからだと思います。言ってしまえば、投資家が貸金業を営んでいないようにするための規制が、投資家を害する方向で働いてしまったわけです。

今回の規制改革により、ソーシャルレンディング業界が良くなって欲しいと思っています。

ただ、意外とこの貸付先の開示により、借りていることを知られたくない事業者はソーシャルレンディング事業者からの融資を利用しなくなる可能性もあるかなとも思います。すわなち、投資家が投資できる案件が減る可能性です。

規制改革の具体的内容が出ないとどのようになるかわかりませんので、それを待ちたいと思います。

(参考)規制改革実施計画

http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/suishin/publication/180615/keikaku.pdf